草刈機を使う

私が小学校時代を過ごした実家。今の私の家から15キロほど離れたところにあり、以前にも紹介した山奥にある田舎の土地だ。5歳までは神戸にいたが、戦争で疎開した家があったところだ。その辺鄙な田舎にも同い年くらいの子供も多くいて野原を駆けずり回って遊んでいた記憶がある。ちょっといじめられそうになると、わが家の婆さんが出てきて叱ってくれていたのも懐かしい。みんなは、鬼ババアとか言っていたな。当時は雪もよく降っていて、難儀をしたもんだ。また、ガキ大将もいて学校からの帰り道、そいつが、「ここから草履を脱いで裸足で歩け」なんて無茶振りされて大人しいみんなは、渋々脱いで歩いていた。夏だったと思う。その途中わが父親に偶然出会って、「何してんだ」ということでことなきを得た。中学校になって、家業のため学校の近くに住むようになり、そこには殆ど行かなくなったが。

成人してからは弟が家業を継いでいたので、私はあまり関わりがなくなったが、その弟が55歳で突然死。家に関わることが全て私に降りかかってきた。あまり実家のことについては情報もなかったので、付き合い関係も含めて、全く無知な状態で、困ったことこの上無い。。。。その田舎の実家の空き地はなんと草まみれ。雑草が一メートルもあったか。あまり用もなかった草刈機を今日は使った。大したもんだ、と自賛している。