自己との出会い2

ワークショップには県外にも多く出かけて行った。今振り返ってみると、まるでワークショップ病にかかっているみたいだった。「自分は何者なのか」を求め続けていた。自分の母親に目に見えない縛りを受け続けており、他人の目が気になるのも、母親の目をいつも気にしながら成長して行ったせいなのだ、と気がついた。また、グループのメンバーの1人の女性が気に障り、「あなたはまるでゴツゴツした岩石みたい」と発したことがある。彼女から、後日、「あるカウンセラーに相談したら、その発言者自身が岩なのでしょう、と言う事でした」と手紙がきた。そうか、自分がもっているものが相手に見えること」の不思議さを学んだ。それ以降彼女との交流が40年続いていることも不思議だ。

県の教育センターで1年間の長期研修を受けながら、箱庭を学び、精神分析を受けてきた。そのときの夢が自分の状況を語っている。「列車に乗ろうとして、切符を買う窓口に行ったが、行き先がわからない。」また、「街中を、大きなバスを運転していくが、コーナーが曲がれないで立ち往生して目が覚めた」

心の有り様を学ぶために、フロイトユングに出会ったことも大きかった。