不登校20万人だって!?

昨日のNHKのnextという番組で、広島県不登校の子どもたちを受け入れている公立高校を紹介していた。中学校では全く学校に行っていなかった生徒が、目標を持って生きようとする姿が心に残った。その姿や学校の受け入れている教育観について、全国で進めていく必要を痛感した。だって、日本の子供たちのうち20万人の生徒が不登校が苦しんでいるのだ。日本の学校には息苦しくて、居場所を見つけられない子供たちが沢山いるわけだ。

私は現場を去ってもう20年以上過ぎたが不登校の子供たちに接することが多かった。不登校生徒の内的世界にイメージとして

目の当たりに接したことが有る。当時、箱庭療法不登校の子どもたちの治療活動をしていたが、16歳の女学生の箱庭作品が今でも忘れられないし、それが子ども理解の原点になっていたと思う。その作品は、箱庭の右下片隅に象を一頭、その周りに草をパラパラと配し、指で象の周りに柵を描いておわった。

見るからに寂しくて孤独な世界、社会から切りはなされている彼女の内面の理解無くしては心を開いてくれないのを実感した事例だ。その覚悟があって初めて前進してくと思ったものです。