不登校20万人だって!?

昨日のNHKのnextという番組で、広島県不登校の子どもたちを受け入れている公立高校を紹介していた。中学校では全く学校に行っていなかった生徒が、目標を持って生きようとする姿が心に残った。その姿や学校の受け入れている教育観について、全国で進めていく必要を痛感した。だって、日本の子供たちのうち20万人の生徒が不登校が苦しんでいるのだ。日本の学校には息苦しくて、居場所を見つけられない子供たちが沢山いるわけだ。

私は現場を去ってもう20年以上過ぎたが不登校の子供たちに接することが多かった。不登校生徒の内的世界にイメージとして

目の当たりに接したことが有る。当時、箱庭療法不登校の子どもたちの治療活動をしていたが、16歳の女学生の箱庭作品が今でも忘れられないし、それが子ども理解の原点になっていたと思う。その作品は、箱庭の右下片隅に象を一頭、その周りに草をパラパラと配し、指で象の周りに柵を描いておわった。

見るからに寂しくて孤独な世界、社会から切りはなされている彼女の内面の理解無くしては心を開いてくれないのを実感した事例だ。その覚悟があって初めて前進してくと思ったものです。

クスリはリスク?

朝晩とたくさんの薬を飲んでいる。病名は、まず狭心症不整脈、鼻炎、前立腺肥大、治療済の前立腺癌もあり、便秘さらに爪水虫の塗薬。これだけの病気で処方された薬のなんと多いことか。

強いて言えば、近代医学の発達で、薬に生かされてきたと言ってもいいぐらいだ。薬代は一割負担だから大したことは無いが、あとの九割は国民の税金のおかげでしょう。本当に申し訳ない事だ。

更に、血液検査の結果、腎臓がかなり悪くなって、クレアチニンの数値が徐々に上がって来ていて、しっかり水を飲むように医者から言われた。「いつも水痘は持ち歩いて居ますよ」と答えると、「持っているだけで、お守りじゃだめだ」こっぴどく叱られた。90歳まで生きるぞ!と宣言していたが、さてどうなるものやら。腎臓の数値から、薬を減らさなくてはいけなくなるぞ、と言われ、クスリがリスクになって来るかもしれない。。。

 私は長生きしている

間もなく82歳。まだまだ若い。。。などと言われているが、嬉しさ半分。同い年が次第にいなくなってきているので、

そのうち我が身だと特に最近感じている。振り返って見ると、60歳頃から中学、高校、大学などの同級生、同じ職場だった人

などの知人友人を何人送ったことか。

その初めが、大学時代でたまたま同じ下宿人になった友。同じ県出身でしかも有名進学校の卒業。田舎出の私には眩い存在

と思っていたが、妙に気があってよく遊びに行ったものだ。社会勉強の先輩となった。その彼が60歳で逝ってしまった。

次に、同じ職場の彼は、60歳になる前に脳梗塞でリハビリ人生となったが、70歳で逝った。また、高校の同級生で高齢者ゴルフを

楽しんでいたが、正月に風呂でヒートショック。90歳までゴルフをしょうぜと言っていた彼が、80歳に成らないうちに黄泉の国へ。

写真クラブで一緒に活動していた、同い年夫婦の奥さんが、今年の春先に突然逝った。夫は「何がどこにあるやら分からん」と寂寥感

一杯だった。大学の同級生も居なくなった。仕事上の尊敬する先輩たち、地域の男たち。などなど。見回せば、私は長生きしている。